3 - 3.締め付け特性
次に,試料ナットの締め付け特性の把握について,実験的に検討を行ったのでその方法ならびに結果を述べる.
3 - 3 - 1.締め付け試験装置
図 3.3 に実験装置の外観,図 3.4 にロードセル部分の模式図を示す.円形の基盤中央にロードセルを固定し,基盤の裏側からボルトを挿入し,上側からナットで締め付ける.
ロードセルは3つの部分から構成されており,軸力およびトルクを検出する.a 部の(1)の部分には座面板(熱処理 HRC60程度,研削面)を取り付ける.また,(2)の部分には歪ゲージを貼り付け,軸力を検出する.b 部はボルト頭の回り止めである.c 部は(3)の部分に歪ゲージを貼り付け,締め付けトルクを検出する.なお,実験装置は高森・松本らによって製作されたもの
5)を用いる.
締め付けトルク 60Nm に対して軸力は 24 〜 27 kN 得られている.摩擦の影響などによる結果で一般的にこの程度のばらつきは十分に考えられる.また締め付けも線形関係にあり,トルク法ねじ締結の適用が可能となっている.
これ以降,実験に用いた試料を,次に示すような呼び番を用いて,表記することとする.
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CNA(0.2)-a.g |
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座面部分に傾斜を持たない試料もあり、それとの区別の為、傾斜角度を示す。 |
座面の研削加工を施したものに対し ".g"を付す。研削しないものに対しては無印 |
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個体識別用記号 |
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